少年

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少年は 逆上がりの途中 目の前の世界を 真逆に見た 何気ない笑顔には 鮮やかな色は無くて 深い悲しみには 暗闇の中に光があった 真逆に見た世界を その隅々まで見つめ 真っ赤になった顔で 鉄棒の前に座り込む少年の目には またいつもの世界が映った 不思議な感覚の中 真逆から見ても 空だけは 青かった事を思い出し 少年は笑った
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