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「う…すまないな」
立ち上がって体をはたきながら、少女が言う。
しまった、助けてる場合じゃない。諒は我に帰って、少女を見据えていい放つ。
「おい、俺は「率直に言うが」
俺が率直に言おうとしてたのにお前!
遮られてショックを受ける諒に構わず、少女は続ける。
「心有る貴様に頼みたいのだが、良いか?良いな。では頼む」
諒に訪ねる振りをしておきながら、全く少女は人の話を聞かない。恐らく断らせない為意図的にやっているに違いないだろう。
少女は、すう、と息を吸って、衝撃の言葉を吐いた。
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