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次の日の朝、アリアと共にリデルは魔法養成学園に向かった。
「私は、二年生だから違う教室だから。貴方は一年生が集まる場所に行くと良いわ」
「わかった」
リデルは、アリアと別行動をとることになったわけだが…。
「一年生は…どのローブなんだ…?」
頬をかきながら、学園内をうろうろして回っていた。
「そこの貴方、何してるの?」
一人の少女が、リデルに近づいていく。
リデルは、剣の柄に手をかけ身構える。傭兵という職業柄、何時でも臨戦態勢に入れるように頭に入っているのだ。
「ちょっと!。貴方ね、学園内で剣を振り回すような真似は止めなさいよ!」
「あ…すまない」
リデルは、剣の柄から手を離し、臨戦態勢を解いた。
「全く…。私だったから良かったようなものの、もし学園内を警備してる人に見つかってたら、今頃牢屋よ」
(良く喋る女だ…)
ふぅ…と、ため息をついたリデルだった。
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