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「まぁ、丁度良い。お前が一年生ならば、一年生が集まる場所に行けるということだな」
「え…えぇ、そういう事になるわね。そうだ…まだ貴方、まだ名前を聞いていなかったわ」
「俺は、リデル=ライザリフだ」
リデルは、レジェリアに言った。
「私はさっきも言ったけど、レジェリア。レジェリア=ハイルメイル」
(ハイルメイル侯爵の娘か。どうやら、ここには一流の貴族も生徒として通っているようだな…)
リデルは、少し考えて
「とりあえず、一年生が集まる所に行きたい。お前もどうせ行くんだろう?」
「そうね。とりあえず、私についてくると良いわ」
リデルは、レジェリアの少し後ろを歩きながら、回りを眺めていた。
「そういえば、貴方は何処から来たのかしら?」
「お前に答える必要はない」
リデルのその言葉を聞いて、レジェリアはピタリと立ち止まってしまった。
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