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「どうした?」
立ち止まったレジェリアに対して、リデルは訪ねた。
「貴方ね、もう少し女の子に対しての口の聞き方ってのがあるんじゃないかしら?」
リデルはキョトンとした。
「何故、俺にそこまで突っかかる必要がある。俺とお前は今日会ったばかりの他人だ」
「貴方みたいに愛想が全く無い人に会うのは生まれて初めてよ。少しは愛想良くしたらどうかしら!?」
レジェリアは、興奮しながらリデルに言った。
リデルは、そんなレジェリアの大きな声を少しでも和らげようと耳に指を入れ、耳栓代わりとしていた。
「全く…五月蝿い女だ。もう少し静かに喋る事が出来ないのか?。美しい容姿が台無しだが…」
「なっ…」
不意のリデルの言葉。レジェリアは、頬を微かに赤く染める。
「貴方…私を口説いてるつもり!?」
「何を言ってるんだ」
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