―雇われの傭兵―

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「また、この夢……」 一人の少年が、汗を流しながらベッドから起き上がった。 「何時まで…こんな夢を見続けないといけないんだ」 彼の名は、リデル・ライザリフ。16歳の少年ながら、傭兵をしながら生計を立てている。 彼は、生まれてから14歳までの記憶がない。 では、何故名前があるのか?。 彼は、14歳から15歳までの一年間を一人の魔導師に育てられていた。 名は、ガイゼル・ライザリフ。彼はもう、この世にはいない。 このリデル・ライザリフは、ガイゼルが、彼に与えた名前である。 リデルにとって、ガイゼルは父親のような存在であった。
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