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ガイゼルが亡くなってから、アリアの父親ダリウスは、一緒に住むことを進めたが、リデルは迷惑をかけることは出来ないと拒否し、たまにアリアに会いに顔を出している。
日に日に、体に傷を増やしていくリデルにダリウスは、心を痛めて、リデルが来る度に住むことを進めるが、変わらず。
アリアも、リデルにダリウス同様に言ってはみるが、首を縦に振ろうとはしなかった。
だが、今日は何かが違った。
「俺が、アリアの護衛を…ですか?」
「そうだ。まぁ、アリアの身辺調査と取ってもらっても構わん。なぁアリア」
「そうですね、お父様」
リデルは、少しおかしいと思いながらも、頭を深々と下げた。
「リデルよ、何を頭を下げる必要がある?。私は、ガイゼルの……お前の父親の友人だ。それに、アリアもお前と居ることが出来て喜んでいる」
リデルは、顔を上げてダリウスを見た。
「俺は、傭兵です。たとえ、親しき仲であっても、雇われている場合は別です」
リデルは、ダリウスとアリアを交互に見ながら言った。
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