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「俺は…傭兵だ。命令に従い生きる事しか出来ない」
「そう。貴方はそうやって自分の生き方を決めつけてしまうのね」
「人の命は…脆い。俺は、今まで沢山この剣で沢山の人を殺してきた」
アリアに、自分の剣を突き出して見せた。
「昨日まで、笑ってた人間が消える。そんな事は日常茶飯事なんだ。俺は、もう生き方を変えるわけにはいかない」
剣を腰に挿し、静かに下を見た。
アリアは、リデルとの距離を少なからず感じとった。
「今は、そういう事にしておくわ。貴方の部屋に案内するわね」
アリアは、リデルを連れてゲストルームへと向かった。
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