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「電車同じだろ?俺達まだ飲むからよろしくなー」 「頼んだわよ!」 「お、おい!」  俺に夏木を任せて、他の連中は再び盛り上がる。 「……」  店を出た俺は、夏木をおんぶして駅へと歩く。夏木と二人きりになれたのは嬉しいが……夏木寝てるしなあ……  しかし酒臭い。俺の知る限り、夏木は確かあんま酒飲めないんじゃなかったっけか? 「んんー?あれぇえ?なぁんでまこちゃんにおんぶされてるのぉー?」  駅前で目が覚めた夏木はまだまだ酔いが冷めていないご様子。 「大丈夫か?」 「あれ、みんなはー?」 「まだ店で盛り上がってるよ」 「えー!私もまだ飲む!!」
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