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 よーし、まこ行くよー!と俺の背中から降り、近くのカラオケによろよろしながら入って行く。  あの足取りみて独りにするわけにもいかず、俺もその後をついて行く。  ん?  これはもしや願ってもないチャンスか?夏木に告白するならこの機会を逃すわけにはいかない!  ……でもこんなに酔ってたら、次の日何もかも忘れてそうだと思うのは俺だけ? 「さー飲むぞー唄うぞー」  ビールを頼んだと思ったら、次々と曲を入れ、夏木は唄う。お世辞にも上手いとは言えない。というか唄い方が目茶苦茶だ。
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