夏休みの軌跡

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魔界から帰って来た後の夏休み。 それは魔法が使えるようになった分、今までとは違い充実していたといえる。 ブロロロロロロロ…バリバリ…ブロロロ 祐希「このバリバリ音何?」 四人は槙の車でまたもやふらふらと出かけていた。 槙「あぁー、お父さんが言うにはマフラーがどっかに当たってるらしいよ」 今槙は国道を走っている。 広斗「当たってるとかヤバくね?」 後部座席を倒し、平にして寝ながら広斗が言う。 槙「別にヤバくねーよ」 貴清「ねぇ?どこ行くん?」 槙「ふっ…秘密♪」 槙と広斗と祐希は事前調査で前もって知っていたが、貴清に言ったら絶対に怖じ気づいて行きたがらないので秘密にしている。 貴清はいわゆるチキンなのである。 つまり『そういう所』に行くのである。 国道をしばらく行くと市街地を抜け、だんだんと山に囲まれ寂れてくる。 槙「最後のコンビニですけど寄りますか?」 広斗「腹減ったし寄ろうぜww」 祐希「だな!腹が減っては戦はできぬ!」 貴清「山って…最後って…」 そう言って四人はコンビニに入っていった。  
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