おはよう

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ドタバタと二階からうるさい足音と何か声が聞こえてくる。 「やばいっ!遅刻だ!」 ネクタイを締めながらドタドタと二階から最初に下りてきたのはライルだった。 「よっ、おはようライル」 「おはようって、兄さん起きてるなら起こしてくれよ!」 「あぁ!?俺、お前を何回も起こしに行ったぞ!」 「嘘だね!」 「嘘じゃねぇよ!」 「あぁぁ!やばい!朝飯いいや!!」 「せっかく作ったのに…」 フライパン片手にニールはショボンとしていた。 「んじゃいってきます!」 そういうとライルは走って家を出た。 「って、ライル弁当忘れてる!」 気づいた時にはもう遅かった。 ライルが家を出るとまた静かになる。 「ライルめ…人の苦労を…」 ぶつぶつ文句を言いながらニールはまだ寝ているはずの、弟たちの朝食を作り始めた 。
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