おはよう

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数分後、アレルヤとティエリアが起きてきた。 「おはよう、アレルヤ、ティエリア」 「おはようございます…」 「……」 アレルヤはしっかり挨拶をしたが、ティエリアはずっと下を向いたままだった。 「どうした?具合でも悪いのか?」 「具合が悪いんじゃなくて、不機嫌なんだよね、ティエリア」 「あぁー…ライルか…」 「朝からドタバタとうるさい、自分で起きれないくせに…」 朝は低血圧のティエリア、ライルの行動に不機嫌になったらしい。 「まぁ、わかったから髪を直して来い、刹那みたくなってるぞ」 「わかっている」 髪を触りながらティエリアは、バスルームに向かった。 「アレルヤ、今日何時から学校行く?」 大学生のアレルヤは、時折研究のため昼過ぎくらいに行くときがあるのだ。 「今日は昼過ぎに学校に行きますけど」 「んじゃさ、ライルに弁当届けてくれないか?あいつ忘れてったんだよ」 「わかりました。」 「サンキュー!やっぱり刹那の次にアレルヤが大好きだ!」 「はははっ、ありがとうございます」 「さて、俺は刹那を起こしてくるからあとは頼んだぜ」 黒のシンプルなエプロンを脱ぎ、アレルヤに渡す。 「並べるだけでいいんですよね」 「あぁ、よろしくな」 ニールは、キッチンをアレルヤにまかせると二階に上がって行った。
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