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“我は魂にずっとかたる、
お前がこんなに愛して、死んでも会いにくるのに、あいつは幸せになってるかもなぁ、結婚して幸せにくらしてるかもなぁ、神のもとにいっても、あいつは、添い遂げたものと天にいくのだろぅ、淋しいなぁ、悔しいなぁ。”
暗やみから、ずっとこの声が聞こえていた・・・・。
何度も何度も繰り返し聞こえてくる。
甘い誘いにのってしまい、異国に流れ着いたわたくし・・・・わたくしがいま思うことは・・・・。
『わたしくは貴方と結ばれたかった!何故、置いていったのですか!
会いたい!会って私はあの人を・・・・あの人を・・・・あの人を・・・・・・・・
あれ?わたくしは会ってあの人を・・・・どうしたいのかしら。』
綺麗な魂が汚れていく、今のままでは肉体しか食べれない、食べるためには、汚さなければならない。汚すためには時間がかかるが、墜ちていく様がなんとも愉快でしかたない、あとは警察が男を連れてきて終了だ。
後少し、あと少し・・・・、せっかく異国から連れてきた魂、絶対に逃がさない。
絶対に・・・・。
黒く黒く光る気持ちがどんどん彼女の魂に浸透していく、きっと誰も止めることは出来ない、彼女の心は深い深海に沈んで行くのだから。
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