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「ｆんｈ４C,カ！」
再び叫びと共に繰り出された光の刃。今度は放出するではなく、上から切りつけるように。
「無駄よ！」
刃に向けて左手を翳すレイチェル。金の髪が顔の動きに合わせて後ろへと流れる。
光が標的を切り伏せると見た瞬間、視認出来る波紋がレイチェルの左手を中心に広がって。光の刃もろとも空間に霧散した。
存在は俺とやり合った時とは違い、俺に見向きもせずレイチェルだけに集中しているようだ。
あれは、カフカの意志でやっているのだろうか？
俺にはそれが分からない……。
淡々としていて、表情は相も変わらず起伏に乏しい。
だが、度重なる奇跡を繰り出してもレイチェルにダメージを与えられぬ事に戸惑っているようにも見える。
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