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銀色の貴方が
私の手首にキスをした
真紅の雫が
綺麗に滴る
それを真っ白な貴女が拭き取る
私はこのコ達が
キスをしてくれなきゃ
生きていけない…
毎日雨に打たれ続け
時には嵐がきても
歩き続けてきた
そんな私は貴方達なしでは
歩き続けられない
ある日一人の男性と出会った
私の暗いどしゃ降りの道に
初めて光が射し込んだようだった
これが「好き」ってこと?
私には全然分からないよ…
貴方は毎日傘をさしてくれた
もう濡れないようにと…
いつの間にか雨雲がなくなり
晴天になっていた
本当にありがとう…
今も何かが
私の手首にキスをしている
それは銀色の貴方でもなく
真紅の雫も流れない
だってキスしてるのは
私の「好きな人」だから…
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