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---菊視点---
ご飯をお盆に乗せてアルフレッドの分を居間へと運ぶ。
しかし、何か居間が騒がしい
何故?……わからない。
私は、今までご飯をよそっていたのだから
襖の前で呆然と立ち尽くす。
立ち尽くしている間にも、居間から聞こえる声は止まない。それどころか、悪化する。
ガタガタと襖が揺れる。
あぁ…このままだと襖が壊れてしまいます!止めなければ!
そう思い、いざ!襖に手を伸ばし開こうとしたら、中の会話(?)が聞こえてきた。
「ちょっと!?アルさん!
やめて下さい!」
「いいじゃないか!
別に減りはしないだろう」
「減ります!!確実に俺のプライドと体力が」
「いいじゃないか!
俺は、困らないし」
「そうでしょうけどって!?
どこ触ってんだバカ!」
…………………。
なんでしょう…
この美味しい会話は?
是非ともこの目とデジカメに納めなければ!!
待っていて下さい!
私はバッと襖を開けた。
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