第7話

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「痛た……酷いぞ、急に体当たりするなんて!」 背中を擦りながら起き上がた、アルさん。 「あ、すみません。 じゃなくて!何でハンバーガーを持ち歩いてるんですか!?しかも、服の中に。」 「ああ。それは、いざって時に悪者が現れた時に退治するためさ! なんたってオレは、ヒーローだからね!!」 左様ですか。 さすが自称ヒーロー だが、そのハンバーガーがあったなら今日、本田邸に来る必要無かったんじゃ…… 「ところで陽介! 君のさっきのパワーはその細い身体のどこにあったんだい? 見せておくれよ!」 「はぁ?意味わかんないです!?」 で、なんやかんやあり俺が必死に抵抗していたら、襖がスッと開いた。 やった!菊さんが来たんだ!! 助けてもらおう! この考えが甘かったらしい… 俺は、忘れていた。 菊さんが姉と同類、いや同士だと言うことを…
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