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「痛た……酷いぞ、急に体当たりするなんて!」
背中を擦りながら起き上がた、アルさん。
「あ、すみません。
じゃなくて!何でハンバーガーを持ち歩いてるんですか!?しかも、服の中に。」
「ああ。それは、いざって時に悪者が現れた時に退治するためさ!
なんたってオレは、ヒーローだからね!!」
左様ですか。
さすが自称ヒーロー
だが、そのハンバーガーがあったなら今日、本田邸に来る必要無かったんじゃ……
「ところで陽介!
君のさっきのパワーはその細い身体のどこにあったんだい?
見せておくれよ!」
「はぁ?意味わかんないです!?」
で、なんやかんやあり俺が必死に抵抗していたら、襖がスッと開いた。
やった!菊さんが来たんだ!!
助けてもらおう!
この考えが甘かったらしい…
俺は、忘れていた。
菊さんが姉と同類、いや同士だと言うことを…
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