138人が本棚に入れています
本棚に追加
『怪我一つないよ。姉ちゃんは?』
「うちもや
ほんまに無事でよかった。
これで心置きなくこの世界を堪能できるわ~♪」
イベントも調べなな!と心が弾む。
『………姉ちゃん』
いく段か低くなった陽介の声。しかし、姉のうちには、関係ないし怖くもない。
「ん?何?あ、そうや。
お菊さんに代わって?
挨拶してないし」
『………』
「はよ代わってって」
何か陽介はお怒りらしい。その証拠に舌打ちが聞こえてきた。
意味わからへんわ
あんまり怒ったら禿げるで。
禿げた弟なんか見たないわ。うん。はげたら常にウィッグ被ってもらお
『もしもし、お電話代わりました。
私、日本です。人名は本田菊と申します。』
と、陽介よりも低く落ち着いた声が聞こえてきた
テンションは上がる一方だがここは、日本人らしく礼儀ただしく、慎ましく
「あ、はじめまして。陽介の姉の月音です。
陽介がお世話になってまして、ありがとうございます。
どうぞこき使ったってください」
『いえいえ。こちらこそ
陽介さんはよく気を使ってくれるので助かってますよ。』
何てええ人なんやろ
やっぱり流石祖国様。
万歳祖国!!
最初のコメントを投稿しよう!