第8話

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「ごちそうさまでした!」 「お粗末様」 夕食も食べ終わり食器を流しに持って行く。 フランシスも後から食器を持って来たのでそれを受け取り洗い始める。 いいよ。やらなくてって途中で言われたが、働かざるもの食うべからずってことわざがあるくらいだ。 今日、うちは働いてない。なのに、美味しいご飯は食べた。 なら、後片付け位させてもらわなければ!となり、フランシスを説得し、片付けをした。 で、今は持ってきていたスケッチブックに思い付いたままに絵をガシガシとなぶり描き中 お腹も満たされて満足です。 あぁ、幸せ♪ お腹いっぱいで好きなことする。楽園やわ 「で、月音ちゃん。」 うちの前に座ったフランシス どうやら紅茶とお菓子を持ってきてくれたようだ。 ほんまに楽園やわ。 「ん。おおきに! で、どないしたん?」 「さっき悩んでたじゃない? よかったらお兄さんに相談してみなよ?」 「あ、その事か 話してもええけど腐の話やで?」 びっくりした表情になったフランシス。 どないしたんや? 「え?腐の話!? それは…………… あんまり聞きたくないかも。俺、そこまで堕ちたくないし…」 「まあええか。「ちょっと!!お兄さんの話聞い」あんな、アルと陽介やったらどっちの方が攻めかなって思って」
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