第8話

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「月音ちゃん?」 うちがわなわな震えてることに気がついたのか声をかけてきた。 「―――て。」 「え?何て?」 「忘れて!今の写真忘れたって!!」 せめて、あんまりしっかり見てませんように そう祈りながら、必死の自分の失敗を忘れさせようと試みるがしかし 「何で?可愛いよ? 小さい時、月音ちゃんはショートカットだったんだね。」 バッチリしっかり見ていたようだ… 「嫌ー!!! 言わんといて!! 厨二病やってん。確かに今もあんまり変わってへんかもしれんけど、今より酷い自重を知らんかった時のやねん!!」 なんやねん!ゴスロリって!?きもちわる! --フランシス視点-- 月音ちゃんが暴走しだした。 誰にだって知られたくない過去の一つや二つある。 それで、暴走する人だってきっといるだろう。しかし、この子の暴走の仕方はちょっと人様とは、違った。 暴れかたがハンパない。 このままでは家具が壊れる!?どうしよう! 「月音ちゃん!落ち着いて!!」 「イヤー!!何でやねんな 自分アホやー!!」 「っちょっと!!危な!? 飛び蹴りくらわそうとしないで!?」 危なかった。危うく月音ちゃんの飛び蹴りの餌食になるところだった………じゃない!! 誰か助けて! しかし、助けを求めても誰も来ない。当たり前だ 仕方ない! 「何でも言うこと聞いてあげるから落ち着きなさい!!」
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