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「月音ちゃん?」
うちがわなわな震えてることに気がついたのか声をかけてきた。
「―――て。」
「え?何て?」
「忘れて!今の写真忘れたって!!」
せめて、あんまりしっかり見てませんように
そう祈りながら、必死の自分の失敗を忘れさせようと試みるがしかし
「何で?可愛いよ?
小さい時、月音ちゃんはショートカットだったんだね。」
バッチリしっかり見ていたようだ…
「嫌ー!!!
言わんといて!!
厨二病やってん。確かに今もあんまり変わってへんかもしれんけど、今より酷い自重を知らんかった時のやねん!!」
なんやねん!ゴスロリって!?きもちわる!
--フランシス視点--
月音ちゃんが暴走しだした。
誰にだって知られたくない過去の一つや二つある。
それで、暴走する人だってきっといるだろう。しかし、この子の暴走の仕方はちょっと人様とは、違った。
暴れかたがハンパない。
このままでは家具が壊れる!?どうしよう!
「月音ちゃん!落ち着いて!!」
「イヤー!!何でやねんな
自分アホやー!!」
「っちょっと!!危な!?
飛び蹴りくらわそうとしないで!?」
危なかった。危うく月音ちゃんの飛び蹴りの餌食になるところだった………じゃない!!
誰か助けて!
しかし、助けを求めても誰も来ない。当たり前だ
仕方ない!
「何でも言うこと聞いてあげるから落ち着きなさい!!」
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