第8話

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「要望その1 さっきの写真を記憶から抹殺する事」 「え?あのさ、その1って? 他にもあるの!?1つじゃないの!?」 びっくりだ どうやら1つではない模様… しかも、その1のさっきの写真を忘れるって…そんなに嫌なんだね 「いつうちが1つやって言うた?言ってへんで。 じゃ、続き その2 うちはいろんな国を見てみたいしふれあってみたい。そのためには、飛行機に乗らなければならない。でも、うちにはこの世界に戸籍があらへん。だから移動も出来へん。そこでアル使ってでもうちの戸籍作って? そんでパスポートつくったって!」 「アル使ってでもって…」 「その3 うちのアルバイト探し手伝って?」 「アルバイト探し?」 何故アルバイト探し? ああ、お金絶対返すって言ってたっけ… 別にいいのに。 「そ、アルバイト探し」 「でも、何で?」 「フランス語読まれへんからや………」 「え?でもさ、言葉は通じてたよね?」 そう。買い物に行ったとき、美人定員さんとニコニコしながら話をしていたではないか 「話せても読まれへんの! うち、英語も嫌いやのに!!なんやねん!眉毛のくせに生意気な!!」 どうやら読み書きと会話は別のようだ 「全部直ぐにって訳にはいかないけどなんとかしてみるよ」
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