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「………は?」
「だから、俺の家のメイドやってくれないか?」
何を言っているんだろう
意味がわからない。
「そうすれば、陽介はバイトできるし俺の家も綺麗になる!
確か、菊の家で何か言い方があったよな。
えーと、あ、そうだ!二頭追うものは一頭も獲ずだ!」
頭がなんとか追い付いてきた。
アルさん………それは違います。
そう言いかけたときに、メモ帳片手の菊さんが突っ込んだ。
「違います。
一石二鳥です。今のことわざでしたら、逆の意味になってしまいますよ。」
「OH!Thank you、菊。
で、陽介。どうするんだい?」
「いや、さすがにそれは……」
「ちなみに反対意見は認めないぞ!」
「なら、何故聞いた!?」
菊さんに助けを求めてみる。
しかし、菊さんはメモ帳に凄い速さで書き込んでいた。今、声をかけたら怒られるかな…
いや、声をかけなければ連れてかれる!!
「菊さん!!」
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