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呼んだが返事がない。
ただの屍のようだ…
じゃない!!
「私は死んでませんよ
嫁をこの場所に召喚し暮らすまでは!」
「すみません。後、心をよまないで下さい。」
「善処します。
で、陽介さん。いったいどうしたのですか?」
良い笑顔ですね…
なんだか暴走しかけの菊さんは少し姉ちゃんを思い出します。疲れます…
そうだ。疲れてる場合ではない!!
「アルさんに拉致されそうなあげく、アルさん家のメイドやらされそうです。
助けて下さい!!」
必死に頼む。
別にアルさんが嫌って訳ではない。
ただ、何だか祖国から出ていくのが少し怖い…………畜生。俺のチキン!
俺が自分の思考に少し落ち込んでいると、菊さんが凄いマシンガントークをしはじめた。
「そうですか…
アルフレッドさんの家に行ってしまわれるのは嫌ですが、アルフレッドさんとメイド服着た陽介さんが、一つ屋根のした暮らす姿は是非カメラに納めたいです。
そして、あわよくば間違い等をおこしてくれればなおよし。(それは困りましたね。私はついさっき陽介さんの姉上に陽介さんのことを頼まれた身。
さてはて…どうしましょうか…。)」
「……菊さん………。
建前と本音が逆です」
俺が突っ込んだら菊さんの動きが止まった。何だ?
「え?
陽介さん。今、何と?」
「…建前と本音が逆です。」
「その前」
「……………?菊さん?」
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