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「え?今すぐなんて無理なんだぞ!!
それに、いくら俺がヒーローだからってそんな簡単には…………!?
は、ハハハ。なんて言うジョークだい、それ?
…………そんな!!酷すぎるよそれ!あんまりじゃないか!」
姉ちゃんと電話をしているアルさんが何だか焦り始めた。
いったい何なんだ!?
しばらく口論していたがアルさんの顔が急に青ざめた。
そして凄い形相で電話を俺に預け、菊さんに飛び付いた。菊さんは、肩を捕まれた時ビクッと肩を揺らし、アルフレッドさん…?と声をかけた。
うつむいていたアルさんはバッと顔を上げ次の瞬間にはこう言った。
「菊!!パソコンを貸してほしいんだ!!」
「「…………は?」」
「だからパソコンを貸してほしいんだぞ!」
それはそれは必死の形相で頼むものだから菊さんは、少しお待ちください。と声をかけ立ち上がった。
パソコンを取りに行くのかな?と思い菊さんをみていると、タンスの前で止まった。
何故タンス…?
タンスをあけ次の瞬間には、菊さんの手にはパソコンが握られていた。
「…………は!?」
「どうぞアルフレッドさん」
「Thank youなんだぞ!」
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