第9話

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『まだ、あるで! アル、あいつうちの携帯の番号勝手に調べてんで! プライベート無いんか!!っちゅう話やで。 あと、うちのカバン勝手に弄ったみたいで何個か使われへんなった…』 「……なるほど。で?」 『やからな? うちのブログにアル受け載せたって言ったら話が途切れた。』 「…………」 ドンマイです。としか言えない。 「ほどほどにしとけよ?」 『はーい♪ ほんなら、アルと菊さんによろしく言っといてな? バイバーイ』 ハァ。 俺はため息をついて電話をきった。 何て自由な… アルさんはパソコンを閉じてから、菊さんに小さな声でありがとう。と言った 元気がない。 一体どんなものを載せたんだ…気になるような見たくないような… そのままアルさんは今日は帰るよと伝え、家から出ていった。 途中で携帯を渡すと恨めしそうに携帯を睨んでいた。 アルさんが出ていった玄関を菊さんと2人眺めていたが俺は睡魔に勝てず、寝ますと菊さんに伝え菊さんから頂いた自室にむかった。
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