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「おい。聞いてるか?
何でイギリスにいるんだ?」
「……あ、フラン。
うちお腹空いたわぁ。ご飯できた?」
「もちろん。
お兄さんお手製の料理が出来上がってるよ」
「さすが!!」
俺の質問に答えないで、飯の話なんてしはじめやがった、不法侵入者ども。
しかも、俺を無視してリビングに歩き出した。
慌てて後をおって月音の肩をつかんだ。
一瞬ビックリした顔をしたが、どないしたん?と表情だけで聞いてきた。
「まだ質問に答えてないだろ!
おい!?聞いてんのか!?」
「なん?あ、お腹空いたんやろ。
ご飯ならできてるで。まあフランがつくったんやけどな
ささ、はよ食べよ?」
無理やり席に座らされた
おいって声をかけたが自分の腹の虫に邪魔されてしまった。
恥ずかしい…
とりあえず飯を食べてからだな。
「アーサー、顔真っ赤や」
「月音ちゃん。言っちゃ可哀想だよ。ププッ」
笑い声が聞こえてんだよ!!ばかぁ!!
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