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--月音視点--
ばかぁ!!って良いながらアーサーが走り去っていった。
うちの紅茶は!?
「どこ行ってんな…」
「アーサーはいつもあんな感じだからそっとしといてあげて?」
フランシスがお菓子を渡しながら言ってきた
仕方がない…
紅茶無しで食べるか
「ねえ、月音ちゃん。」
何か深刻な表情で尋ねてきたフランシス。
何だろう?
「んむ?」
「さっきさ。菊ちゃんから電話来てたよね。
何の話だったの?」
「ん?それはな、………あ!
フランシスの家にトーンと原稿用紙ある?」
そうだ!!大事な事を忘れていた。これがないと、なんとかしなければならなくなる。
「うん。まぁ、あんまりトーンの種類はないけどね。あるにはあるよ」
「本間に!よかったわぁ」
「で、何の話だ
ギイッ…バタンッ
「あ、お帰り。アーサー」
「おう…
ほ、ほら、紅茶!
さっきお前が美味しいとか言ってくれて、嬉しいから煎れたんじゃなくて、俺のカップに紅茶がなくなったから煎れただけだからな!」
やっぱりツンデレ仕様で紅茶をついでくれたアーサー。
はやく誰かに襲われたらい…ゲフンゲフン。
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