第10話

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「なぁ、アーサー。」 「何だ?」 お互い紅茶を一飲みしてから、うちはこう言った。 「もう使わなくなったメイド服ない? 切り刻んでもいいやつ」 「ブッ!!」 「え?」 「うわっ!汚いやん! アーサー、最悪やわ…」 何で今のところで吹き出すかなぁ? うちのお菓子についとらんよな? 「わ、わりぃ… じゃなくて! メイド服なんて、何に使うんだよ!?」 顔を真っ赤にさせて叫ぶ辺りがさすがエロ紳士やと思う。 「なんやったらアーサーの分も作ったるで?」 「いらねえ!」 「本間に?」 「あ、お兄さんは欲しいな」 「はぁっ!?」 「了解やで! 後で採寸させてな。アーサーも」 「いらねぇっつてんだろ、ばかぁ!」
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