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「あぁぁぁぁ…着てしもた。」
「すまんフランシス。助かった。」
「いえいえ」
何やら和やかな会話をしだすアーサーとフランシス。
…………!!!
そうか!フランがうちをアーサーの上から退けたんは嫉妬やな!
ん?ってことは、フラアサ?
何やの!実に美味しいです!
ヤバい。テンションあがってきた!!ハァハァしたすって!乙女として何とか我慢したいところやけど、ちょっと無理やと思います!!
「あのさ、月音ちゃん。お兄さんの腕の中でハァハァしてどうしたの?
なに?お兄さんの包容力にときめいた?」
「月音…。」
「ん?そんなわけないやん。フランシスごときがうちをときめかせられるとでも?
それに、腕の中に閉じ込めるんはうち以外で。そやないと萌えへん。
例えばアーサーとかアーサーとかアーサーとか。
後、アーサー。ドン引きな顔せんといて!!」
フランシスはハハハ。何か目から零れてきた。と、声をもらした。
「例えばがおかしいだろ!ばかぁ!何で俺なんだよ!?
てか、早く帰れよ!」
そんな格好のアーサーちゃんに言われても怖くありません。むしろ萌えます!
恥ずかしいんですね!
「はぁ。仕方ない。
月音ちゃん、そろそろ帰ろうか?もうすぐお昼だし。」と言いながらうちを抱え直したフランシス。
うち、子供やあらへんのですけど…
とりあえず、今日は帰ることになりました。なんや、つまらんわぁ…
まぁ、えっか。早く原稿に取りかかろ。
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