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月音ちゃんは普通に触れるが俺は駄目だった。
俺だから駄目なのか、それとも月音ちゃんだから平気なのか…
どちらにしろ、俺はこの首飾りを触る事が出来ないということだ
ならば、俺が触らなければいいだけ。
しかし、
だからと言って、いつまでも月音ちゃんの手元に残すわけにもいかない。
月音ちゃんにいつ害をなすかわからないからだ。
「月音ちゃん。」
「何?やっぱりどっか痛むん?」
「違うよ
お兄さん考えたんだけど、とりあえず、"それ"をお兄さんに預けて欲しい。」
危ない物かもしれないよ?と声をかける。
「…………」
きっと彼女だってわかってくれる。
そう信じて。
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