第4話

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月音ちゃんは普通に触れるが俺は駄目だった。 俺だから駄目なのか、それとも月音ちゃんだから平気なのか… どちらにしろ、俺はこの首飾りを触る事が出来ないということだ ならば、俺が触らなければいいだけ。 しかし、 だからと言って、いつまでも月音ちゃんの手元に残すわけにもいかない。 月音ちゃんにいつ害をなすかわからないからだ。 「月音ちゃん。」 「何?やっぱりどっか痛むん?」 「違うよ お兄さん考えたんだけど、とりあえず、"それ"をお兄さんに預けて欲しい。」 危ない物かもしれないよ?と声をかける。 「…………」 きっと彼女だってわかってくれる。 そう信じて。
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