第6話

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「月音ちゃん。用意大丈夫?」 ズボンのポケットに財布だけを入れたラフな格好のフランシス 「大丈夫やで!」 その問いに答えながら、廊下をパタパタ走って玄関までくる月音。 「それでは、ショッピングに」 「「レッツゴー!」」 2人とも拳を上に振り上げながら、何とも楽しそうに笑っている。 扉を抜け、車の方へ 「どうぞ?お姫様。」 フランシスが後部座席の扉を開けて、紳士らしく振る舞ってみる。 「! クスクス 何なん?急に」 「さぁね? さ、お姫様。お手を?」 クスクスしながらフランシスの手に自分の手を重ねる月音。 「おおきに」 「いえいえ」 車に乗り込んだ2人。 ふと、目がミラー越しに合う 「「あははははは!!」」
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