第6話

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「しーっ!! 聞こえるだろ!?」 ギルベルトは慌ててアントーニョの口を塞いだ。 「んぐ… ふぁふぁ、ひふひゃん。(なぁなぁ、ギルちゃん)」 「あ?」 「あひょつひぇひぇみいひぇん?(後つけてみいひへん?)」 「お!良い考えだな。 てか、しゃべんなよ!? 気持ち悪いわ!?」 バッと俺の口から手を外すギルちゃん よく今まで言ってた言葉が理解できたな。さすがギルちゃんや ギルちゃんの手は、少し赤くなっていた。 「って、赤!? 何でだよ!?」 「あぁ。それ、トマトや」 何言ってんの? 当たり前やんなぁ 「はぁ? 何当たり前みたいな顔してんだよ!って、話聞けッムグ!?」 「ギルちゃんうるさいでー あ!移動しはじめた。 行くで!!」 「あぁ。 ………独り楽しすギルぜ」
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