第6話

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------- 「ほんまにごめんな! アントーニョ。あ、それにギルベルトちゃん」 「俺様はついでか!? そして、ちゃん付けすんな!」 「ええで~ 気にせんといたって!」 へらへらと笑いながら月音の頭を撫でてやるアントーニョ 「あのさ、お兄さん思ったんだけどさ 月音ちゃんさ」 「はい?」 「月音ちゃんがアントーニョを投げ飛ばしたんだよね?」 フランシスは月音の顔を覗きこみながら尋ねた。 「あ、そうやったん?」 「おい、アントーニョ!!今まで気づい「あ、それはやな」俺様の話遮んなよ!?」 「ギルちゃんうるさいわ…ボソッあと、うちの話遮んなよ…」 月音のボソリと呟いた言葉が聞こえたのか、フランシスの顔がひきつった。 当の月音は何もなかったように、話始めた。 「あんな? 実は、うち変な男の人に話かけられて断ってんのにしつこいねん やから、ついカッとなってな? 背負い投げしてん。 で、さらにさっきからずっとつけてきてる奴も出てきたからついでや!! って、思ておんなじように背負い投げきめたねん。 それが、アントーニョやったちゅう話や。」
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