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「ほんまにごめんな!
アントーニョ。あ、それにギルベルトちゃん」
「俺様はついでか!?
そして、ちゃん付けすんな!」
「ええで~
気にせんといたって!」
へらへらと笑いながら月音の頭を撫でてやるアントーニョ
「あのさ、お兄さん思ったんだけどさ
月音ちゃんさ」
「はい?」
「月音ちゃんがアントーニョを投げ飛ばしたんだよね?」
フランシスは月音の顔を覗きこみながら尋ねた。
「あ、そうやったん?」
「おい、アントーニョ!!今まで気づい「あ、それはやな」俺様の話遮んなよ!?」
「ギルちゃんうるさいわ…ボソッあと、うちの話遮んなよ…」
月音のボソリと呟いた言葉が聞こえたのか、フランシスの顔がひきつった。
当の月音は何もなかったように、話始めた。
「あんな?
実は、うち変な男の人に話かけられて断ってんのにしつこいねん
やから、ついカッとなってな?
背負い投げしてん。
で、さらにさっきからずっとつけてきてる奴も出てきたからついでや!!
って、思ておんなじように背負い投げきめたねん。
それが、アントーニョやったちゅう話や。」
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