第7話

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あぁ…こんな事ならあの時本田さんに抵抗力が有ることを教えなければよかった… そもそも、姉ちゃんが俺を夏の祭典に連れていかなければただの一般人だったのだ。 よし。 姉ちゃんを早く探しだして、取り敢えず説教しよう。 にしても… 「本田さん。」 「どうかなさいましたか?」 顔をあげずにひたすら手を動かしながら答えてくれる。 「いや、絵めちゃくちゃ上手いっすね…」 「私なんてまだまだですよ?」 フフっと、笑いながら答える 「それに…」 「それに?」 「これは、あくまでも自己満足ですから。」
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