第7話

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玄関につくなり扉が バンッ!バリッ と音をたててひらいた。 「やぁ!菊 遊びに来たんだぞ!!」 何となく想像はしていたが凄まじい。 扉が破壊されている。ほぼ木っ端微塵だ 俺が顔をひきつらしていると本田さんは当たり前のように返事をした 「いらっしゃいませ。 あの、アルフレッドさん…」 「何だい?」 「扉と飛行機を何とかして下さいね…」 「俺はヒーローだからそんな、地味なことは、しないんだぞ! それより菊。 お腹空いたんだぞ!」 いやいや直せよ!? 人様の家、破壊したんだから直そうよ!? 俺が心の中で突っ込んでいたら本田さんが笑顔で 「アルフレッドさん… 日本には働かざる者食うべからづって言葉があるんですよ? ご飯食べたいですよね?」 と、後ろに般若様の影を漂わしながら言った。 「……う わかったんだぞ。」 青い顔をしながらいそいそと扉の修復作業をし始めた。
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