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奥へ向かおうとしたアルフレッドさん
しかし、急に動きを止めてバッと俺に近づいてきた。
「え?」
少し、いや、かなり自分の世界に飛んでいたのでビックリした。
「ところで君は、誰なんだい?」
「「……………」」
さすがの本田さんも絶句である。
まさかこのタイミングで聞く?
え?まずは、入ってきた時点で聞くだろ!
何?俺がおかしいのか?
混乱し始めた俺なんかまるでどうでもいいかのように、また、アルフレッドさんが話かけてきた。
「聞こえているかい?
君は、誰なんだい?」
「あ、はじめまして。
俺は冬谷 陽介です。
日本人で今は、わけあって本田さんにお世話になってます。」
「(冬谷?どこかで聞いたような………)
よろしくなんだぞ!陽介
俺はヒーローの国アメリカさ!
ヒューマンネームは、アルフレッド・F・ジョーンズ
アルと呼んでくれ」
「あ、はい。
わかりました。アルさん」
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