はじまりはあの日から

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いつからだろ、和也が隣に居るのが当たり前で、 和也を目で追って、 和也を守ってやらなきゃと思ったのは… 面倒な事が嫌いな俺は亮と山下のせいで新入生歓迎の言葉を在校生代表で読む事になった。春休みホントはいっぱい遊びたかったが、一度引き受けた事だからとちょっと真面目に原稿を書いていた。そのせいで春休みはほぼ学校で春休みはあっという間に終わってしまった。 入学式当日、校長の長くてくだらない話が終わり俺が春休みを犠牲にして頑張った在校生代表の新入生歓迎の言葉を読む順番が回って来た。教頭から名前を呼ばれ返事をしステージに上がると新入生代表の言葉を言う一年であろう名前が呼ばれ、そいつは立ち上がりステージに上がって来た。 和也は真新しい制服でステージに立ち俺の隣に立ち真っ直ぐ真剣な眼差しで在り来たりな文章を読む。 でも、その横顔を俺はキレイだと思い、目が離せなかった。 和也が読み終わった事にすら気付かず、和也をじっと見ていたら読み終わって礼をした後の顔はホッとした可愛い笑顔で、今度は可愛さにやられ俺は自分の名前が呼ばれている事に気付かなかった。 「あの、先輩?名前呼ばれてますよ?」 和也が近付いて来て、内心超ドキドキした。その時の顔は多分余裕がない表情だったと思う。和也に呼ばれはっと気付き“ありがとう”と和也にお礼をいい今度は俺がマイクの前に立った。 _
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