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教室に戻った、吟子達は一枚ずつ紙切れを渡された。
「今からグループを決めます。紙に印がでますから、四人一組でグループごとに集まってください。」
クシャナ先生が指示すると、紙に印が浮かんできた。
「吟子は、なぁに?」
横から、ちかりが覗いてきた。
「おぉ、赤いバッテンじゃ!」
吟子がちかりに紙を見せると
「私も!一緒だね!」
と、ちかりも紙を見せて笑った。
「あ、僕もバツ印だよ。」
紙を二人に見せて、ウォンもニコニコと言った。
「おぉ、ウォンと一緒なら心強いのじゃ。」
「そう言ってくれると嬉しいよ。これからよろしくね。」
また、しっかり握手をする吟子とウォンに
「あと一人は誰かなぁ。」
と、周りをキョロキョロと見ながらちかりが聞いた。
「ぬぅ?皆、すでに四人一組が出来てるようじゃぞ?居ないのは、保健室に行ったパツキンバンパイアじゃな。」
と、吟子が言った。
「本当?やった!嬉しい!!」
パトリシアと一緒のグループと分かり、ちかりは手をたたいて喜んだ。
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