いち

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教室に戻った、吟子達は一枚ずつ紙切れを渡された。 「今からグループを決めます。紙に印がでますから、四人一組でグループごとに集まってください。」 クシャナ先生が指示すると、紙に印が浮かんできた。 「吟子は、なぁに?」 横から、ちかりが覗いてきた。 「おぉ、赤いバッテンじゃ!」 吟子がちかりに紙を見せると 「私も!一緒だね!」 と、ちかりも紙を見せて笑った。 「あ、僕もバツ印だよ。」 紙を二人に見せて、ウォンもニコニコと言った。 「おぉ、ウォンと一緒なら心強いのじゃ。」 「そう言ってくれると嬉しいよ。これからよろしくね。」 また、しっかり握手をする吟子とウォンに 「あと一人は誰かなぁ。」 と、周りをキョロキョロと見ながらちかりが聞いた。 「ぬぅ?皆、すでに四人一組が出来てるようじゃぞ?居ないのは、保健室に行ったパツキンバンパイアじゃな。」 と、吟子が言った。 「本当?やった!嬉しい!!」 パトリシアと一緒のグループと分かり、ちかりは手をたたいて喜んだ。
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