第1章 間違えた…

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…―「はずだったんだよねぇ」 と私、シャルロッテ=バルツァーは嘆いた。 「何言ってんだ?お前。」 目の前には、幼なじみのディーター=フリーゲルの訝しげな顔がある。 あの後2つあった曲がり角で車と激突した訳でもなく、横断歩道で信号無視した訳でもない。ただ普通に歩いていただけで、私は死んじゃったんです。 ―どうやって死んだのかは、さすがに覚えてないけど交通事故じゃ無かったんだよね~…― 「死亡フラグも何もあったもんじゃないよ…」 ついポロッと一人言がもれた。 ディーターは聞こえ無かったのか、突っ込んでこない。 ―まさか本当に生まれ変われるなんて…。しかも、前世の記憶をもったままとか。― そう、私はなんと生まれ変わっちゃたんです! しかも、望んだとおりに外国人に。 ―死ぬ直前に考えてたからかなぁ? …当時の私に教えてあげたいなぁ、そこは… フランスじゃないって…― 私は勘違いしていたのです。フランスとドイツの位置を。image=389854702.jpg
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