第2章 はじめてのお友達

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私には、死ぬ直前の記憶は無いけど、生まれた直後の記憶はある。 いきなり苦しくなったと思ったら、次の瞬間明るくなって、でもまだ苦しくて…みたいな? ごめんなさい、ちょっと訂正。 そんなにはっきりとは、覚えてないや。 なんて言うか、自分の体なのにフワフワした感じで、自由がきかなかった。 幼児期は、ずっとそのフワフワが続いて、記憶も所々曖昧(ほぼ一日中寝てるから)だったのが、だんだん自分の成長と一緒に記憶もはっきり、体の自由もきくようになっていった。 そして、今となっちゃ体育の成績は中の下、諸々の勉強も中の下!! …あれ? 生まれ変わる前と一緒じゃん? 何これ、生まれ変わった意味何一つ無いじゃん!! しかも、時々スペルも間違うから割り増しで悪いし… 唯一良かった事は、生まれ変わっても日本語が使える事ぐらいかな? 日本人だった時の記憶がほぼあるから、最初の方はいい成績とれると思ってたのに、ドイツ語読めないとか… お陰で、算数の計算しか出来なかったよ…
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