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「あんた、黙ってりゃカッコイイんだけどさー、しゃべったらもう終わりねぇ。この手紙渡した子もびっくりすると思うわー」
トナが腕を組みながら呟いた。
「うっせ、別にモテなくていいし」
テルはまたも睨みながら言った。
「あ、あたしそろそろセロッソ史だから行くね。」
「げ、おまえあんな眠そうな講座とったのかよ。」
「もちろん、セロッソ史やんないと術は始まらないから。」
「くそ真面目だな・・・」
「んじゃ!」
そう言うとトナは黒いマントをひらひらさせながら走り去っていった。
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