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(まったく今回は身体をはっちまったな……ったくよ)
そして京は息が切れかけそろそろ顔を上げようと試みたが、頭だけGが数倍にも増したのかびくともしなかった。
それもそのはず雲が両手で京の頭を抑えつけていたからだ。
(ザクラーの中で溺れ死ぬ……これもまた一興か……)
「ってやだよっ!!ラーメンの中なんかで死にたくないわっ!何てことすんだよ妹よっ!?」
京は何とか雲のGに打ち勝ち、酸素を体内に取り込んだ。
雲は目を赤くさせながら呟く。
「ふんっ。知らないよ。兄ちゃんのことが大嫌いだったからかな。体が勝手に動いただけだもん」
「俺の台詞パクるなしっ!」
「元々兄ちゃんの台詞じゃないじゃん。兄ちゃんがサスケきどるなんて後人生三回繰り返しても足りないよ。兄ちゃんのバカっ。兄ちゃんなんか死んじゃえ」
ふんっと鼻を鳴らして雲は席を立ち、出口へと歩いてく。
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