幻想殺し

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「俺の妹たちに謝れっ!!」 京が泣きながらパッケージに映る桐乃と黒猫を交互に指差す。 スタンガンは頬をピクピクとひきつらせる。 「うわぁ……クソアニメをクソアニメって言って何が悪いの? だいたいあんたらみたいのが二次元と三次元の境がつかなくなって犯罪を犯すのよ!」 「ふざけるなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!」 京の慟哭が辺りに響き渡る。 「俺を馬鹿にするのは許してやる。けどなテメェは馬鹿にしちゃならねぇもんを馬鹿にした。その覚悟できてんだろうな?」 「ふっ。クソアニメごときにそんなに熱くなっちゃってばっかみたい」 「もう一度言う。秋田を馬鹿にするなぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!!!」 「いや秋田って誰よ……?」 「黙れスタンガン」 京は鬼のような形相で、ゆっくりとスタンガンに近寄る。 「や、やるっていうの!?」 スタンガンもスタンガンをいつでも放てるように身構える。 「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!」 京は雄叫びを上げる。 「うっ」 そしてスタンガンが怯んだ瞬間、京はスタンガンの手をチョップした。 「………………あっちょう!」 スタンガンは地面へと落ちる。 それを素早く足で自分の元へと寄せ、拾い上げた。 「お、お前っ!?私のスタンを……」  
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