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クラスを見なければならないが、人だかりの中に行くのは如何せん苦手だ。
しかし、確認をして職員室に行かなきゃいけない。
さっさと見て行こうと生徒を掻き分けていく。
「……?」
そこまできて、改めて異常を察知する。
掲示板の前を、二人の生徒を中心に開いている光景を見て、足を止めた。
「なんだ、いうじゃんか、とーさん……そんなに俺とのクラスが嫌なのか?」
向かい合う二人の生徒の、片方が言う。
「いや、別に嫌じゃないけど、めんどって思って」
「それは嫌ってことじゃん! なんなの? 素直に同じクラスだな宜しく~でいいんじゃないの!?」
「あー分かった、そういう事でいいよ。じゃ、俺は先に行くから、遅刻しないようにな」
「あっさり流すなぁぁぁああああぁ!!」
青いフレームの眼鏡を掛けた、大人しそうな顔付きの生徒が、少し背の低い生徒に言う。
背の低い生徒は鼻息を荒くしながら、踵を返す生徒を睨みつけ、小さく呟く。
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