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ある街の真ん中に、月光煌めく闇夜の空から突如現れる月から降りた螺旋階段。
眠りにつく前に窓の外を覗いていた少女ココはその螺旋階段を見つめていました。
ふと見ると窓の外で、手紙を口に銜えた黒猫が窓ガラスをカリカリと前足で『開けて』とお願いしてました。
ココは窓を開けてあげると、黒猫はスルリと中に入ってきました。
口に銜えた手紙をココに渡すと黒猫は、自分の寝床のごとく、ココのベッドで丸くなり寝てしまいました。
黒猫からもらった手紙には、
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§ 招待状 §
§ §
§是非、月の螺旋階段§
§を登り私の菓子工房§
§にお越し下さい。 §
§お待ちしております§
§ §
§ フルート菓子工房 §
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と書かれていました。
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