第1話

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「俺、そんなに変な声だしてた?」 どんな声をだしていたのか気になりながら尋ねてみる。 「なんというか、うめき声のような声が少し。だから、何か悩んでらっしゃるのかと思ったんです。」 俺は知らないうちにそんな声をだしてたのか…そう考えると… 「うわ、スゲェ恥ずかしいかも。この辺人も結構いるし…俺もうこの町歩けない」 恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になってしまった。 「で、でも気付いていたのは私ぐらいだと思いますし、そんなに気にしなくてもいいと思いますよ。」 必死に慰めてくれる女の子。いい子だなぁ。 「そっか。なら別に気にしなくてもいいかな。」 「はい、それがいいですよ。それでは本題に戻りますけど、何かお困りごとでも?」 そういえば家を探してたんだった!
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