第1話

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「これも恥ずかしい話ではあるんだけど、実は、道に迷っちゃったんだ」 頬を人差し指で掻きながら、恥ずかしそうに言う。 「そうなんですか。どこに行きたかったんですか?」 「ここなんだけど…」 叔母さんが書いてくれた地図を見せ、自分が今日引越してきたことを伝える。 「あら?ここなら家のすぐ近くですよ。よかったら案内しましょうか?」 少女から嬉しい申し出を受けた。 「ホントに!?助かるよ!!もう1時間以上歩いてたから足が疲れちゃって困ってたんだ」 さっき時計をみたら1時間以上経っていた。 「そんなに迷ってたんですか!?じゃあ疲れてるでしょうし、早く行きましょう」 俺は少女の案内の元、まだ見ぬ家へと向かって歩きだした。
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