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王「魁…?もうこんな時間か…」
ましろの頭を撫でてから、面倒くさそうに立ち上がり通学鞄を持って部屋を出ようとする王李の背中に忍び寄る影
父「隙ありぃぃ!!」
ヒュッ…バコーン!!
さっきの腹いせにどこから持ってきたのか分からない木刀を振りかざし、王李の背中を叩こうとした父
それが王李に当たることは、なかった…
それどころか、クルリと振り返った王李に綺麗な手技で木刀を奪い取られたかと思えば、その木刀で壁に叩きつけられてしまったのだ。頭は、隣の洋室まで貫通している
王「親父、壁なおしとけよ?」
父「…はい」
頭が隣の部屋まで貫通しているのに、まったく動じない王李と傷1つ無い父。ある意味どっちも最強だ
王「じゃあ行ってくる」
父「ちょっ、ちょとまて!」
父の言葉を受け流し、王李は玄関へとゆっくり歩いて行った
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