★入隊希望★

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―王李side 土「お前…ふざけているのか?」 暫くして最初に現実に戻ってきて、眉間にシワを寄せた土方さんが殺気を込めながら聞いてきた これが土方歳三…鬼の副長だけあって殺気もなかなかのものだ 今にも抜刀しそうな彼を冷静に分析した俺は、真剣な顔と凛とした態度で逆に質問を返した 王「嘘をついているように見えますか?」 土「………。」 俺を探るように見つめてくる目が鋭く光る… しばらくして土方さんは、「ふぅ…」とため息をついて俺から目を離した 土「嘘をついているようには、見えないな…だが、未来から来たという証拠も無い。」 王「証拠ならありますよ?」 土「あるのか!?」 鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をした土方さんが面白くて俺は、小さく笑ってさっき返してもらったカバンをガサゴソ漁った
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